あらら、寝坊。
いろいろやる事あったけど、夕方にまわした。セロリ筋取って、マリネにする。百合根の茶色いのを包丁で取り除いて1分茹でる。小魚とカシューナッツの飴からめるやつ。メロウゴールドと人参のヘルシーパウンドケーキを焼く。
ワインを飲みながら、全部、できたー。
真空状態で起こっていた出来事みたいな冗談みたいなことがあって、とても自分の等身大ではないと考えている。私に向かう形容詞が、そこからつむがれることのすべてが異質だった。わたしがなにに陶酔できるか。今の暮らしの中には、わたしを低めるトリガーがずいしょにある。菌による微熱みたいな、濁り弛み。ノイズがある。
真空状態だったほうを、わたしは悪い思い出としか振り返らなかった。商品みたいなコミュニケーションって出来る、ことを実験したみたい。あいての、人物が夢に顕れて、感情的に泣きじゃくったりしていたのを、不思議に無機質に眺めた。なんなの、へんなの。と。
当人からの手紙。わたしらしきすがたをみかけて動悸が止まらなかった、というくだりに泣けてる。夢が、再現されているかのようだ、その形容詞には収まれないとおもっている。わたしに足りていないのは、公のわたしがなんなんだという辺り。もしもなにものかになっていたらわたしは、のこのこ、上手くいっていることを見せ合いに、その場所へ行くか。友人になれそう、ということばは、友人に誘うものではない。