TORABARA やよい6日

ふふふふ。オレンジとにんじんのケーキ。アイシングをかけてる。

めちゃくちゃに、わたくしの焼いたケーキが旨い。庭に成っている柚子の実をもいで、絞って、粉砂糖と混ぜた。少ーし、お酢も入れた。

仕事先の、妊婦が今日までで退職した。そのひとって、さぼってることが多く、そこに罪悪感もなさそうだった。化粧して、特にマスカラに力を入れてるひと。仕事に、労力を注いでいつのまにか、しかめ面になり、くたびれた風貌になることの方が、悪なのかも。凝り固まったり、仕事先のやわなコを批判的にながめたりすることも、からだに悪そう。

仕事ってことへの関心をうすめて、わたしは綺麗。おとこはわたしにちゅうもくするわ。みたいなことを普段、ふまえていそうな妊婦だった。どのように成り立つのだろう、タメ口だとか周囲のひとたちとの会話。こういうひとを観察した末に、

どうやら世渡りがわたしは、すごく下手だ。ということがうきぼりになるかんじ。こんなにふざけてひとりよがりな娘が、案外、安全な言葉をかけてもらってショクバを退くことも含めて、反発したい気持ち。

十牛図、という禅の図について。自分の牛を、探し始めてもいないままなひともいて、わたしは、牛についてピンときているか。今、どれくらい進んでいるか。牛がいる、足跡がある、尻尾が見えた。捕まえたら暴れた。てなづけて、連れ帰る。

こちらに害をおよぼす存在にもなりえてるかもしれない、しごと先の人の性質。心根が威張っているタイプとか。社会に出てからの経験の浅いアホは、口のキキカタヲシラナイ。ここを、わたしが去りたいきもちがあって、去るときの、ひとびとの応酬を、なにも受け取らないで去りたい。だれがどんな反応をするか、それをカタログみたいに見てた日。