TORABARA 缶の内と外

わたしの内側に起こっていたことが、缶詰がひっくり返るみたいに、外の世界の現象になったとおもった。シゴトが倉庫に通うことになってマスクするようになってたら、世の中が、マスクするようになってて、わたしの内なる世界だったはずのことが、あらわになるようなカンカク。

それでわたしが広がってるようなカンカク。

人とのこうりゅうがほとんどもともとなかったので、ご時世によってわたしが変わることはなかったけれど、場所のことは、いろいろ、どこへも行けなくて、おもいを馳せていたとおもう。

外へもいく。あれもこれも、これから。

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