朝、あるくの1時間だと物足りなくなってきた。芝生に座ってノート書いたりとか、早朝すぎて人が歩いていないようなところで、すがすがしく過ごしたい。
駅に帰ってきたとき、目前のスーパーでちょうど焼き芋が並びはじめている。お散歩したことの参加賞みたい。熱い紙袋を掌にあてて、午前中はてのひらをあつあつにして、ああ、散歩へ行った、という余波の中にいた。
東の窓をレースカーテンだけにしていて、朝陽がそのままふりそそぐから目覚める。いい朝。になるようになった。
早朝に、陽のかんじが、陽になったことがない陽が、陽になろうとして、よわよわっと世の中をてらしているようにおもえた。じつは、まいにち、ぜんぜんちがう。ぜんぜん。きせきてきってこと。