人間アレルギー という題の本を読んだ。そんな題名の本はおそらく、愛が足りていない。と予想した。だいたい当たり。嫌い、という感情を、花粉アレルギーといっしょくたにしてあった。もともとのコップ(許容量)が小さいひとは、すぐに限界がきて人間アレルギーを発症します。だそうです、嫌いなひとがいる時期に読みたかった。このごろは、きらうことのしゅうちゃくからはなれて、無関心なのだ。作家と人間嫌いの性分をむすびつけていたけど、人間観察がなければ作家にはならない。と思った。人へのポーズと混同している。この作者が、書面でばかり体験を積んでると思った。
ほんの部分的なところだけ、作業なりをして、他を取り上げてしまわれること、取り上げるほう側は、なにを畏れているのだろう?わたしは朝起きて、カーテンくらい、自分で開けてた。「カーテンを開けること」が家の手伝いです、と発表してた子に、お前アホかとおもった。当たり前のことまでくくってしまって、世の中の分業がいよいよ進んでしまったのだ。