公園の満開の梅がある地帯を見渡して、花はボサボサした咲き方、寒い空と、白い花。
一枚一枚、MILSTEINのCDをかけてゆく。バイオリンの音が耳の近くで鳴り響いて、なにがしみたというのだ、ボロっとなみだがこぼれた。そのままボロ、ボロ。と泣いていた。音が。
音に、引っぱられる。音にふれることでしか引っぱり出せない、わたしの深くかんじている何かが、バイオリンの音色と呼び合っている状態。泣きながら心地よくもあった。
ここの、日記に文字にして、ストレスは言語化して解消してある、済まされている。つもりだったけれど、そうじゃないのだ、辿りつくことのできない、神秘界みたいなところへ誘われ洗われゆくもの。言葉が貼り付けてしまっている物物の位置のようなのをはがせ。まだまだ、こたえていたなんて。
他人の、世間話。他人事みたいな自分事。核心が突けないままな、もうろうとしてわたしたちを包むもの、ほんとうは知っている。音楽の中に、正体があって、音楽家は、この正体と一体化している。音楽家は、わたしの痛みそのものでもあるかのような、旋律が紡がれるそのこと。だった。
カード占いをして、嬉しい結果をノートに書き留めた。
夜、久しぶりに4時間くらい、毛糸編みしました。