TORABARA かんなづき10日

この日、晴れるかどおかを、花占いみたいに、晴れる。晴れない。晴れるか。晴れて。インターネットの天気予報を、いちにちになんかいもみてた。

晴れたーー!!!

朝の空が、喜びだった。青よ!もぐら駅へ行って、車道だよねという道路をつたって、ロープウェーに到着。リフトにも乗る。

群馬ちゃんも、乗ってる。

熊が、出没するか、怖くて、山道は、雨の音で熊も私もお互いの足音が聞こえないと、避けようが無いから晴れてくれたから歩けるけど、お願い、出てくるのなしね。ここって木擦れの風の音が、大きい。山に、本当に入るか、ちゅうちょしてお昼になる。峰の頂上は雲で見えない。午後には天気崩れるって。

そして、山に入った。熊除け鈴をリュックに付けてるのが、あまり鳴らないので、リュックを片手に持って振り回してた。鳴らせ、鳴らせ。歩いているひとが他に誰もいない。たまに、向いからすれ違う。これから向かうばか。時間のリミットを2時。に引き返すか、さいしょの小屋に1時こえるならそこで引き返す。というルールにした。

こんな山道こそが、真に求めている道だわ!!という興奮があった。小屋まで、しゅっと40分かからないで到着いたしました。そして視界が開けて、パノラマに山脈が見渡せる、偉大な山肌が間近にある、このような道を生きているうちに歩けることが信じられない。この視界の世界は、この世のものとは思われないくらい、感動的だ。

熊は、もしかしてこのまま出てこないかも。出てきたとして、熊よ、お逃げなさい。と念じてお伝えいたしましょう。熊は、とにかく今日は、大丈夫だった。

太平洋側。よく見えます。
日本海側。

山道に、むきだしの岩場が顕われ、鎖とかロープが、垂れていて、いきなり操って、登れた。出来た。よじ登るのは、サルの如く、得意だった。

天狗の留まり場 の手前あたりから、天気が急変した。霧が湿気を含んで雨になったというか、大気が雨そのもので、リュックもジャンパーも雨そのものになってしまう。カッパ出さなくちゃ。すごく達成感があった。荒くれる風や雨も、たいけん出来た。身を低く伏せて、下山開始。もうおまえ帰れ。山の声がしっかり聞こえる。

記念すべき達成。

そして、さっきの急な岩を下るですって、こ、これは、どうやるか。尻もちつくみたいに、お尻を岩に着地させて、両腕に力入れて、足を置く位置を調節する。なんで知ってるんだろ。悪天候で周りに誰もいなくて、おもう存分にぶざまに、安全に、降りました。これがかなり楽しかった。

黄葉が進んでいます。

天気が、雲の流れの速さ、カーっと太陽が出たり、霧になったり。午後1時30分が限界で、もう山はいそがしいのよ。そして、プレゼントをくれた。色が濃いほうは、こんなに濃いのは初めて見た。

虹。

今日のことが圧倒的な体験すぎて、山が中心的なことで、一過性の、わたしのシゴトやケッコンなど副次的で、吹けば飛ぶような、そんなことより、山が在る。きっと1000年経っても山は、在る。10000年前から山は在った。在ったっけ?とにかく、山、凄い。

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