ブルックナーは、指揮者によって生かされるか決まる、カラヤン指揮を酷評してあった記憶は、「素朴さに欠ける」という記述でした、
河口慧海さんの旅行記を読んだわけだけど、震えるほどよかった。世の中への立ち向かい方が、潔く、生きざまが先人の偉業といえる。100年経って、今、色褪せていない。何をどう感じてゆくか。時代の古さとか錯誤がまったく含まれていない所に驚く。そして、限りなく謙虚なことに、涙があふれてしまった。日本に帰る船の中で、自分が何者でもない、凡夫だ。ヒマラヤの山の中で修行している気持ちで、過ごそう。という宣言。チベット紀行文は、学者やら既に世にあるから、一修行僧の自分など忍びないと言ったらしい。
明日から旅行なので、ほんの少し、自転車ではしるって丈なのに、細心の注意を払っている。図書館に本を返却して、一冊、旅行先のガイドブックは延長して、モバイルバッテリーの物色。100gなのはよい、といって勢い、買ってしまいそうになってるけど、なくてもいいように、過ごそう。