曇りのち雨。
近所の老人と神社へ行く。老人にとっては初詣だ。電車に乗ったら、椅子に座りかけた人が、座らないでこちらに近づいていらした。老人と知り合いの、大作家先生でした。このころは何か書いてらっしゃる?の質問で、わたしはご本人のお名前にピンときて、あ、〇〇先生。とお名前を発音した。
そりゃ嬉しそう、名前を知られて呼ばれる、有名な作家冥利ですな。群像に連載、66回になりまして、胡蝶って題名に付いてる。それを携帯の画面で見せてくださるのを、どれどれ、と近寄って覗く。おぼえられないむつかしい題だわねーと言って笑った。くるくる、立ち話。久しぶりに、人と話したかんじがした。と近所老人は言ってた。
私達は電車を降りて、わたしは作家先生に手を振った。妙に間延びした間、があって、やっと電車発車。
それから参拝、それから、美味しい豚カツ屋さんへ行った。老人にとっては新しいビル2つをガイドして、コーヒー屋へ寄ったときはもう夜。バスに乗って帰る。
コーヒー屋だけど、狭い空間が若者だらけで、空気が籠って、室温は高く、もろ乾燥していていけない。これマズイ。と体感したけどまんま、帰ったら喉が痛くなってる。せっかく察知してたから、かじょうなくらい、防げるとよかった。