TORABARA うづき22日

旅の、最終日。昨日は、お宿で急な寝落ちをして、夜中3時に、温泉に入った。出口の廊下で、まさかこんな時間に、人とすれ違う。お互いにギョッとしてた。

今朝は、というか。呉も東舞鶴も、軍の施設のある町で、男の格好いいひとが、いっぱいいらっしゃる観察。体を鍛えていて、お尻が小さくて、精神が引き締まったかんじの、メンズ。エスコートを、咄嗟にくださる。ここで育ったら男性観、変わったとおもう。偶然に、薬局で複数名の紺色セーラーマンを見かけた時、息をのむほど、まとってる空気の凛々しさがあった。いままで知らなかった。

曇り。近辺なにもなさそう。と朝、散歩してみて、海が、その水面が近すぎて、迫力がある。自分の身を自分で守る。町が過保護ではない印象。

水面、近い。
赤煉瓦の倉庫も、すぐそばだった。

丹後の方へ行く。天橋立。へ行く。電車が、レトロなのが好き。

じゃじゃーん。

天橋立へ初めて行った。とっぷりとはまる。離れがたくおもえて、もっとここに居たい引力。寺も神社も、古くからの威力がここに有る。

知恩院さんの狛犬さんの後ろ姿。
陸続きになる橋(橋が補って、天橋立は川洲が陸につながっている)が、開いたところ。船が通る。
靄の天橋立。
成相寺さん。バスから降りた地点に、霧がたちこめていて、寺につづく階段も見えない幻想世界だった。Uターンするバス運転手さんに、寺、どっちよ?と聞くほど。
山の上から全く橋がみえない。また来なくちゃ。今日は見せてもらえなかった。
一の宮からのフェリーに、乗船してるかもめ。自分で飛ばないで、船に乗る客!あじをしめてるのかもよ、澄ました様子。
17時に駅、18時8分までの束の間に、温泉に浸かるのがオススメ。とーってもいい湯でした。知恵の輪が、どかん、と浴槽真ん中に座し、天窓が高く光が注ぐ。建物ひとつ、に込める祈りが、よいものがあるということ。現代の建築で真っ先に失う「無駄」がある。余白にこそ、和歌がある。ここを好きだっておもった。忘れかけていることをおもいだせそうだ。

駅前で焼き鯖寿司が半額になるお時間だったみたい。舌鼓を打つ。特急の中で独り晩餐よ、京都へ。

2時間だけ京都ですごす、夜景のおすすめは、三条大橋かしら、高瀬川の風情がよくて、四条まで歩く。駅に戻って、高い高いビルのエスカレーターを昇る。

タワーがビルに映る、其の一
タワーがビルに映る、其のニ

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