区内に、ひとつだけある、高層階のあるビル、キャロットを、見たことも無い。と、ふとおっしゃってた。じぶんの世界から排除するべきを、ここまでてっていをされているのか。先導者は、わたしに踊るような気分を配る。見なくてもいいもの。その、ノイズを、氾濫させてはいけない。
休みの日の、桜がまんかいであろうとも、花の下へ行ってはいけない。箍がはずれたような騒ぎは耐えられない。ことしは。あるいはいま、なにか、人混みのすれちがいざまのうすらぼけた会話の断片が聞こえることが、だめで、このままだめなら、外出が嫌いになるかも
森、と、ビル。アイスコーヒーのLを、うす暗い店で飲んで、読書してた。
すこし無機質なビルのことを、わたしはけっこう、好き。しゃべっているひとがいない空間が好き。