週末は掃除する予定で、しかし昨日は、本ひとつ動かさないまま。
今日は、朝から枯れた花を切ってゆくことではずみがついて、とうとう、棚をノコギリで切って処分した。高さがあるので窓を塞いでいたことが、じゃまくさかったとおもう。家にある家具は、合板でできた、重ったいボロいやつ。これらを、順次、捨ててしまう計画です。掃除の本に、書いてある通りに物を捨ててゆく。使っていますか。使っていませんか。この二つを質問して、何が大切な物かを分ける。
そのままだと、合理的なだけになるから、視界にあるだけで嬉しい物は、とっておく。けっこう大胆に、整頓してゆけた。まだ途中だけど。間に合わせで集まってしまっているものを捨てた後は、上質で、買い替えなくて良い、永久決定版みたいなのを、買う。もうずっと失敗してきたから、こんどこそ。という意気込みです。
自分で作ったもので、商品にしようとしたものを、棄ててしまったよ、駄作だったかも、とおもうまでに4年かかっている。手直しをしかけていて、とっておいていた。
手作りの、優しい気配がある。わたしが失業している期間に作っていて、失業なんかしちゃってるわたしを、わたしが慰めているみたいな、作品。内気で柔らかくて、肩にかけていると暖かい。ファーをつかっているので。
時間が形になっているものをすててしまうなんて、気持ちが綿あめみたいな雲だとすると、ちぎれてしまう。とおもう。
書いてて、やはり、自分で作ったバッグをすてるのはやめようかとおもえてきた。完成度をあげてゆくように、作り直してみようか。ちゃんと、魅力が備わるように、生まれ直せる。