TORABARA しわす14日

Martha ARGERICH 演奏、シューマン幻想小曲集作品12 第1曲 「夕べに」

1979年録音、音楽が、必然な演奏。この演奏家にとっての曲としかおもえない。弾こう、としていない。溢れてきて音楽になっていく生きものみたいな音。冒頭から、知っている旋律、正体は、このような曲なのだなと、聴いた。真空世界の渇望が、この次元に顕現している、そういう演奏です。ぜんぶ、いい。CDになって残ってくれて、ありがとう。

お昼、郵便局へ行く。書き損じの年賀を5枚取り替えてもらうことと、星祭り申し込み。吉野の山奥で、大寒から節分まで、星に、毎年の祈りをするのよ、

み吉野の山の白雪つもるらしふるさと寒くなりまさるなり(古今集)

ろくねんくらいつづけてごがついつかに、通うのもごえんだった。このつづきが星祭り。な気がしている。

夜、次々と、ラジオ放送をradikoで聞いた。落語を躰に入れて発酵していて噺家になっているとおもっている。単独のトークが好き。別の人が一緒で律儀な解説を繰り広げるのは、あんまりよいと思ってなくて、毒を感覚的に吐いたようなのが好き。瞬発で何が飛び出しても安心で同時に面白いとおもう。

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