壁がまるごと一面、窓ガラスになっているお部屋から、朝日が昇るのを見た。なんと赤くてピンクみたいな色が、きれいだった。窓に沿って、ベンチになっている。ここが好くて、なるべくここに来たい。
夕方から夜になってゆくときの、空の色が、ぐるり青が、ドームみたいにここを包んでいる。ビルの屋上が足湯になっている。ここからの眺望が好くて、涼む。
旅行をしたことで、ガランガラン音をたてて、変わり果てることがある。
すきまには、やさしいきもちもあった。たのしむことのほうこうせいが、こんなにもちがうどうしが、ゆくゆく、べつべつになることはしぜんか。